TAROKEN VIBES

Experience diary!!

再起動する

 2020年9月18日、僕は妻(元)に息子を連れ家を出ていきました。自宅を妻に売却されたため人生初のホームレスです。まさかの無断売却。その道のプロと称する業者と組み全てを仕上げました。まさか僕の親友と共演しているなんて信じたくはない。

 

 僕は映画の様な人生を過ごしていきたい。まさに衝撃のドキュメンタリー作品となった今回は宣伝しないわけにはいかない。できれば脚本家と打ち合わせする段階で知りたかったが、主役の僕にはできなかった。

 

 僕はこの作品に出演し始めたとき、ストーリー展開の前に自殺を考えた。もちろん本気。しかし、その映画の脚本は直ぐに自殺を選ぶ筋書きではなかった。僕を苦しめるために。

 

 たった2、3時間自宅を出た隙に、妻は息子を連れ段ボールにまとめた荷物20箱ほどと一緒に消えた。綺麗に。そして不審なく。マンション管理人にも気がつかれず。この時点でハメられたことを知った。かなり前から計画され僕はその脚本通り動いていた様だ。

 

 妻から数日後、自宅から僕が退去したことの確認後、息子の安否を教えるということを告げられた。まるで時代劇のストーリーにありそうなぐらいダサいと感じた。妻を後ろ盾する脚本家は少し焦っていたのだろう。僕はここから自分の脚本を作ることにした。

 

 なぜか?それは単純に涙の前にその先を作りたくなった。もちろんセックスもしたかった。酒も飲みたかった。だから死ぬほど遊んだ。

 

 妻は自分を取り巻く友人達に導かれた感覚を理解できない。今も。そして便乗され利用されたことに気がついたとしても、もう手遅れ。引き返すことはできなかった。

 

 妻を愛している。どうだろうか?僕はそのぐらいの覚悟で家族になっていた。